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「通学時間」

東久留米支店長 宇野健一

北海道出身。素朴な人柄と、優しさがそのまま表情からこぼれる。曲がったことや、汚いことが大嫌いな、一本気な性格。新入社員にも、 ベテランにも、分け隔てなく接することができるため、多くの社員から慕われている、人気のある支店長。

宅地建物取引士/住宅ローンアドバイザー/木造ハウジングコーディネーター

僕は子どものころ、小学校まで4キロという距離を約1時間かけて通っていました。途中で引越しがあったせいで、 今度はなんと16キロに。こうなるともう自転車でも遠いくらいの距離です。大人もびっくりな距離ですよね。この時は、1キロ先のバス停からバスで通学をしていたことがあります。


家さがしの希望条件のひとつに、小学校までの通学時間があります。僕のような通学を味わったものとしては、大人になった今、それが非常に大切な部分であることも理解できます。 僕は北海道出身なので、関東圏の方とは一概には比べられないですけれど。


しかし、ものの見方というのは一方向からだけで見ると、わからなくなるものです。


小学生時代の僕の通学は、大変ではあったものの、とてもいい思い出なんです。そりゃ、学校の前に住んでる友達をうらやましく思うこともありました。 「あいつは家がすぐでいいなあ。遊んでお腹すいても早くご飯食べれるよな」などと思ったものです。でもそれ以上に僕の通学には思い出がたくさんあるんです。 帰り道、雪道を歩いたり、ランドセルをおいて虫とりをしたり。春にはふきのとうをとったり。バスの中ではおばあちゃんとお話をしたこともありました。 こんな風に、僕は通学のおかげでたくさんの思い出ができたのです。


他にも、この道は車が多くて危ないから気を付けて通ろう、とか、雪道の日陰の場所は凍ってるから、すべらないように歩こうとか、知らず知らずのうちに危険予知能力まで身についていたのです。


子どもって、大人が考えてるよりも、吸収能力が高いんですよね。体験すればするほど、いろんなことを身に着けていく。たとえば金木犀の香る時期が一瞬であることを知ったりとか。 通学中に熱がでて、人から助けてもらったことも、良い経験でした。 目の前の困ってる人は、誰か助けてくれる人を探す前に、自分が助ければよい、という風に学べたから、重い荷物を持っているお年寄りのお手伝いなんかもできるようになりました。 今思うと、いい小学生時代を過ごしたのだなと思います。


さて、来店されたお客様のなかで、お子様が肥満で困ってる、という方がいました。食べ盛りの成長時に、ダイエットをさせるのも酷ですし、親御さんはどうしたらよいのかと、迷われていたようです。 このお子様、家ではゲームばっかりやっているらしく、外で遊ぶことなんてめったになかったといいます。そのせいで、引っ込み思案な性格になってきてしまったらしいのです。


僕は迷わず、学校から遠く、そのほかは希望条件にあう家をピックアップしました。 賃貸にお住まいの時は、学校から2分の場所が、いきなり20分に通学時間が伸びるような家を探してるのですから、そりゃもう親御さんもびっくりです。しかも中学校にあがればもっと遠いのです。


でも「知らず知らずの間に運動不足も解消されるんです」ということをお伝えし、この家をきっかけにきっと、お子様は変われますよ!と、家を買っていただきました。


3年前、中学生にあがった時にこのご家族様がお店にあそびに来てくれましたが、お子様はすっかりほっそりして、子どもらしい健康的な肌の色になっていたのが嬉しかったです。 部活はバレーボールを選んだようです。親御さんも「宇野さんがあの家を提案くださって、私たちまで健康になっちゃったわ」と喜んでくれました。


近年の子どもたちは、50m走をまっすぐ走れない、などといったショッキングな話も聞きます。過保護であるがゆえかはわかりませんが、運動能力が低下しているんでしょうね。 通学時間が少し長くとも、子どもはへっちゃらなんです。運動不足解消にもなります。


ご家族様の事情によっては、こんな家の探し方だってあるんです。
ご家族様に寄り添った家さがしを私たちはしっかりと提案します。


あ、もちろん学校が近い家をおすすめすることもありますよ(笑)