時の想いが受け継がれてゆく街川越に暮らす―。

Tシャツの製作経験から誕生した、Ateliers Ne/traportのTシャツ。

気さくに取材に応じてくださった、山科さんご夫婦。革への愛情や、教室での喜びも語っていただきました。

自分が作ったモノを、
誰かに使ってもらえる喜び。

好史さん 父親が料理人であったせいか、私も自分で仕事をしていかなければならないという想いが自然と芽生えておりました。20代の時、スポーツ店に勤務していたのですが、この時、副業として、高校生向けに学園祭などで着用するTシャツの制作・販売を行っていました。これなら事業展開ができるのではと考え、退職後に本格的にTシャツ販売をスタートさせたのですが、Tシャツの特性から、夏は忙しいのですが、冬は暇なんですよね(笑)。その空いた時間に、革細工の製作をスタートさせたのです。何故「革」なのか?というと、スポーツ店に勤務していた時にグローブの修理をした経験がきっかけです。グローブの修理といっても多岐にわたるのですが、経験を重ねるうちに「他の革製品」も作れるなと自覚しました。あとはやはり父の影響が大きいですね。例えば、父のお店に行くとトントンと食材を切るリズミカルな作業音が好きだったり、作った料理を「美味しい!」と誰かに喜んでもらえたり、そういった仕事をしている父が子どもながらに羨ましかった。自分が作ったモノを誰かに使ってもらえるのはとても嬉しいですね。


Tシャツの製作経験から誕生した、Ateliers Ne/traportのTシャツ。

通子さん ブランドを立ち上げる前は、主人が革細工を趣味としていて、キーケース等色々なモノを作っていました。そのうち「一緒に作ろう」とキットをくれたのですが、私は「そんなにできないな」と、ちょっと作っては軽く放置するような時間が続きました。でも、お店を出すことが決まり、私も「本格的に覚えないといけないな」と感じ、師匠(主人)に革の知識や道具の種類、使い方、型紙の作り方、そして手縫いの方法等、徹底的に一から学びました。最初は大変でしたが、実際に作業を進めるととても面白くて、すっかりのめり込んでしまい、時間を忘れてしまうこともありました(笑)。そんな私が今ではYouTubeで動画を公開しているのは、当時から考えれば驚きです。YouTube動画の制作を含め、私もこの仕事が大好きです。


好史さん 妻に革細工を教えたという私も、実は独学なんですよね。グローブを修理した経験があるとはいえ、最初は失敗だらけでした。例えば、二つ折りの財布を作った時は、外見的にはしっかりできたように見えても、二つに折ってみたら内側がグニャっとなってしまったり……。それは内側、外側の革の長さ、厚みの調整ができていないといった理由があるのですが、作っては失敗し、また作り直すという、トライ&エラーを繰り返すことによって、経験が蓄積され、今の私があります。

気さくに取材に応じてくださった、山科さんご夫婦。革への愛情や、教室での喜びも語っていただきました。

川越を知り尽くした住協が会員様向けに川越のおすすめ物件をご紹介中!

川越市でお住まいをお探しの方は